こんにちは。
入院中は、療養のため時間がゆっくりと流れる分、不安や孤独感に押しつぶされそうになる時があります。そんな時は、ご家族に面会に来てもらって元気を貰えれば良いのですが、面会が自由に出来ない病院もありますよね。
そこで今回は、入院中の心に寄り添い、癒しや勇気を与えてくれる小説をご紹介したいと思います。物語の中で心を癒し、ｙっくり流れる時間を豊かなひとときを過ごしていただける本ばかりです。
入院中におすすめの本7選
『いのちの停車場』 - 南杏子
あらすじ
主人公は救命救急医から「いのちの停車場」と呼ばれる在宅ホスピスに転職。そこで出会う患者たちとの日々を通じて、医師としての使命や人間の尊厳、生死に対する深い考察が描かれます。
おすすめポイント
命に向き合う真摯な姿勢が描かれており、入院中の方にも生きることへの励ましや慰めが得られる作品です。重いテーマながら、心温まる感動が残る一冊です。
『舟を編む』 - 三浦しをん
あらすじ
辞書編集という地道で繊細な仕事に情熱を注ぐ人々の姿を描いた物語。彼らが時間をかけて丁寧に言葉を紡ぐ姿が、美しく描かれています。
おすすめポイント
淡々とした日常の中にある喜びや達成感が描かれ、静かに心を癒してくれます。入院中の穏やかな時間に、リラックスしながら読むのに最適な作品です。
『しあわせのパン』 - 三島 有紀子
あらすじ
北海道の小さなパン屋を舞台に、夫婦と訪れるお客さんたちの交流が描かれた物語。人々の心を温めるパンと、穏やかで癒しのある日常が広がります。
おすすめポイント
心がほっこりする物語で、入院中の不安な気持ちを和らげてくれる作品です。穏やかで優しいトーンが特徴で、落ち着いた時間を過ごすことができます。
『羊と鋼の森』 - 宮下奈都
あらすじ
ピアノの調律師として成長していく青年の姿を描いた物語。音の世界に触れながら、自分の役割や生き方を模索していく姿が描かれています。
おすすめポイント
穏やかで美しい文章が、心に静かに響きます。音楽が好きな方に特におすすめで、入院中の時間を豊かに彩ってくれることでしょう。
『かもめ食堂』 - 群ようこ
あらすじ
フィンランドの小さな町で日本食の「かもめ食堂」を営む女性が、個性豊かな客や仲間と共に過ごす日々を描いた物語。ユーモアと温かさに溢れています。
おすすめポイント
軽やかなユーモアと温かみのあるエピソードが、入院中の心を和ませてくれます。特に、ほっとしたい時にぴったりの作品です。
『老人と海』 - アーネスト・ヘミングウェイ
あらすじ
キューバの老漁師が、巨大なカジキと戦う姿を描いた不朽の名作。困難に立ち向かう姿勢や自然の厳しさを描いた、人生の縮図とも言える作品です。
おすすめポイント
短編ながらも力強いメッセージが込められた物語で、入院中に読んで励まされる一冊です。高齢者にも共感しやすいテーマが多く含まれています。
『西の魔女が死んだ』 - 梨木香歩
あらすじ
学校に行けなくなった少女が、田舎で一人暮らしをする祖母と共に過ごす中で、自然のリズムと共に生きる喜びを見出していく物語。静かな時間が丁寧に描かれています。
おすすめポイント
穏やかな語り口で、心が落ち着く作品です。入院中にゆったりとした時間を過ごしながら、自然や家族の温かさに触れることができます。
まとめ
入院中の高齢者におすすめの小説を10点ご紹介しました。これらの作品は、心を癒し、感動を与えるだけでなく、人生や人との繋がりに希望を感じさせてくれます。日々の不安や孤独を和らげながら、物語の世界に没頭することで、心の安らぎを得ることができるでしょう。豊かな読書時間をお楽しみください。
