アニメーターになりたい!
と思ったら進学を考えるのがアニメーションの専門学校。
アニメーションの専門学校と言えば
「代々木アニメーション学院」
アニメに詳しくない方でも、1度は聞いたことのある学校ではないでしょうか。
現在だとエガちゃんの入学式スピーチでご存知の方も多いかもしれません。
娘が「アニメーターになりたい」と言い出した時、アニメーション専門学校を調べて初めに目にしたのも代々木アニメーション学院でした。
そんな代々木アニメーション学院を調べてみると結構悪い評判がちらほら…💧実際はどうなのかを知りたいのに、悪い口コミや、ただ情報だけがのっているページしかない……
これじゃ本当のことが分からない…
私達も当時めちゃくちゃ検索したのに、結局真相が分からなかったという経験があります。
というわけで今回は、
代々木アニメーション学院が気になっているけど、評価が微妙で迷っている。
口コミが悪くて怖い。
ネットで検索してもフワッとした情報だけで本当のところが分からない!
という方々のために、
代々木アニメーション学院に見学・面談に行った我が家が実際どうだったのか感想とともに詳しくお伝えします。学費やカリキュラム、面談の印象や学校の様子も徹底解説。
代々木アニメーションへ進学を考えている方、迷っている方の参考になれば幸いです。
代々木アニメーション学院とは
代々木アニメーション学院とは設立1978年、今年で44年の歴史あるアニメーション学校です。
有名な声優さんが卒業している学校としても超有名ですね。
校舎は全国に10校で東京・名古屋・大阪・福岡・広島・札幌・仙台・金沢にあります。
代々木アニメーション学院は、企業が運営しているスクールの為「無認可校」となっています。
アニメ学部について
代々木アニメーション学院のアニメ学部には、アニメーター科、アニメ背景美術科、アニメ音響科、アニメ監督・演出科があります。
また、デジタルアニメ学部にはアニメ3DCG科、モデリング科、アニメ撮影・編集・特効科があり、自分の就きたい職種に合わせて様々な学科から選ぶことが出来ます。
アニメーター科の学費
代々木アニメーション学院のアニメーター科の学費は
1年目 1,597,000円
2年目 1,375,000円
合計 2,972,000円
アニメーション専門学校の平均的な学費は、260万前後から300万前後です。代アニが激安というわけではありませんが一般的な専門学校の学費と比べても大差はありません。
AO入学の場合は、学費の免除があります。出願時期によって免除金額は変わります。(5万円~20万円)
学費サポートとして、母子・父子家庭の方は学費10万円の免除もあります。
また、兄弟姉妹が代々木アニメーション学院に在籍中、または卒業している場合・保護者が卒業生の場合も学費10万円の免除があります。
代々木アニメーション学院の学費サポート詳細はこちら 住居・学生寮はこちら
カリキュラム
代々木アニメーション学院のカリキュラムは、制作実習を基本とし、現場で必要とされる技術やスキルをしっかりと習得できるように組まれています。
「人体描画」では骨格や筋肉の付き方を学びながら、人体をどの角度からも描けるよう、動かせるようにと基礎を徹底的にマスター、「原画実習」ではアニメの動きの要となる原画の書き方を制作原場と同様の工程を通して学習します。
基礎から始まり、原画実習、アニメ作品制作、ポートフォリオ作成などカリキュラムは充実。
主に1日90分の授業が2コマの日程で、専門学校に比べると授業数が若干少ない印象です。ただ、アニメーションを学ぶにあたり、授業がたくさんあれば上達するというわけでもないので授業数は気にしなくていいと思います。
実績
現在、年間約200以上のアニメ作品が制作されています。そして日本で放送されているほとんどのアニメ作品に、代々木アニメーション学院の卒業生が関わっているそうです。
代々木アニメーション学院は約44年にわたり、アニメ業界とともに歩んできました。
代アニの卒業生は約12万人。10年前、20年前、の卒業生が現役で活躍し、30年前、40年前の卒業生が重要な役職についているので、代アニ生の人材を受け入れる体制が業界に整っているため就職にも強いと言えます。
代々木アニメーション学院の実績はこちら
代々木アニメーション学院のメリット・デメリット
メリット
設備・システム
代々木アニメーション学院は設備が整っていて校舎もとてもキレイです。エントランスはセキュリティがしっかりしていて安心。関係者以外は入れないようになっています。
授業は液タブを使用。見やすい位置にモニターを配置しており、どこに座ってもしっかり授業を受けることが出来ます。
また、通常の授業とは別に全校中継システムを使用した授業があり、自校舎以外の講師授業も離れた校舎で受けることが可能です。専門知識豊富な講師の高度な授業を公平に受けることが出来ます。
学校内には、実際のアニメーション制作現場で使用された、資料や原画などが配置されており、現場の素材に触れて感じることでモチベーションもアップします。
見学した際も、学ぶための設備や施設は十分に整えられていて、学生たちが不便やストレスを感じる事は無いだろうなと思いました。
液タブがレンタルできる
アニメーター科の授業は、基本液タブを使用しての授業です。現在アニメーション制作の主流となっているデジタル作画を習得できます。
代々木アニメーション学院の液タブはWacomMobileStudioPro。液タブはレンタル可能で(レンタル料あり)、自宅に持ち帰って課題をこなしたり、自主学習に取り組んでいきます。
液タブは結構高価なのでレンタルで使えるのは嬉しいですよね。
有名卒業生のポートフォリオがいつでもどこででも閲覧できる
通常、卒業生のポートフォリオは、学校に置いてあるファイルを学校で見るのが普通です。
しかし代々木アニメーション学院の場合は、学校で見るのはもちろん、スマホや端末でも見ることが可能です。学生だけがGoogleを利用して閲覧が可能となっています。
歴代の卒業生のポートフォリオは自分が就職するための重要で貴重な資料です。参考にいつでも見られるというのは在校生にとって助かりますね。
現役アニメーターの講師陣
代々木アニメーション学院は、実践的な授業が特長です。しかも講師陣は現役で活躍す方々。現役で活躍するアニメーターの先生から直接指導してもらえるから実力がメキメキついていきます。
また、先生方はアニメの制作現場やアニメの制作会社についても普段の現場の様子を話してくれるため、就職活動をする際の参考にもなりますね。
実績がある
代々木アニメーション学院の実績はこちら
卒業生の就職先には、歴史ある有名どころのアニメーション制作会社はもちろん、最近の人気作品を生み出す制作会社も名を連ねています。卒業生が12万人を超える代々木アニメーション学院ならではの実績。
ちなみに基本的にアニメーション業界は人手不足です。なので学校へ入ってきちんと努力すればほぼ就職できます。
代々木アニメーション学院で面談した際も、「ほとんどの生徒は就職できます。ただし、途中で学校へ来なくなってしまったり、どうしても画力が就職するレベルまで上がらなかった生徒は残念ながら就職出来ないこともあります。」と教えていただきました。
失礼ながらも「何人くらい就職出来なかったんですか?」と聞いたら人数を教えてくれました。人数は言えませんが微々たる数だったので本人の努力次第なんだなと思いました。
「代々木アニメーション学院に通ったけど就職出来なかったのは学校のせい!」というような口コミがありましたが…つまり努力次第ってことです。
デメリット
無認可校であること
代々木アニメーション学院は、企業が運営する専門のスクールのため「無認可校」です。
この無認可校である最大のデメリットは、通学定期が使えないこと。
通学定期が使えないので通勤定期となり交通費がかかります。近所に代々木アニメーション学院がある方はラッキーこの上ないですが、2時間近くかけて通学する生徒もいるので交通費が結構かかるのは痛いですね。
ちなみに無認可校は、履歴書に書けないとネットで書き込みがありますが、書いてはいけないという決まりはありません。
アニメーション業界で就職を考える場合は記入してOKです。アニメーション業界は代々木アニメーション学院が無認可校だと十分わかっているので、全く問題ありません。
代々木アニメーション学院アニメーター科の実際の様子
いじめはある?
アニメーションを目指す生徒は、大人しいタイプが多いです。アニメや漫画でモブという表現がありますが、アニメーター科の子たちはベストオブモブといった大人しいタイプの子が多いです。
代々木アニメーション学院の口コミで「いじめがある」とか、「一部に個性の強めな人がいる」と書き込みがありますが、実際見る限りアニメーター科の生徒たちでは無いだろうと感じました。
課題も多く、自主的に学習もしなければならないので生徒は自分の事でいっぱいいっぱいです。いじめをする時間、他人を蹴落とすように考える時間は無いですし、発想自体も無いと思います。
波乱を好まないタイプの生徒が多いので、基本的に普通の学校生活が送れると思って大丈夫です。
ただ、ほとんどの生徒が超絶な人見知りなので、打ち解けて仲良くなるには時間が必要です。
先生は?
代々木アニメーション学院の先生は、現役アニメーターの方々です。写真でみるだけではどんな方なのか不安に思うかもしれませんが、穏やかで話しやすく優しい先生方が多いようです。(面談の際に不安だったのでしっかり調査済み)
人見知りで引っ込み思案な生徒が多いので、先生方も柔和な方が多くなるのかなと思いました。
橋本 敬史先生
宮﨑駿監督の「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」、庵野秀明監督の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」、 細田守監督の「ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」「サマーウォーズ」など、多くの劇場作品に参加されています。
佐野 哲郎先生
厳しい現場で学んだ実践的なアニメ技法と最新のアニメ技術を学生に指導してくれます。
代表作は「ドラゴンボール」「ちびまる子ちゃん」「名探偵コナン」「ドラえもん」「忍たま乱太郎」「それいけ!アンパンマン」 など
竹本 直人先生
実際体験した感想
我が家が、初めにアニメーション専門学校を調べた時、検索に出てきたのが代々木アニメーション学院です。
とりあえず口コミや評判を見てみると、悪い口コミがあったり評判が微妙だったりして、見学へ行くことを悩みました。
しかし、実際見学に行ってみると対応して下さった方々は本当に優しくて良い人ばかり。面談は、保護者だけの面談と娘を交えての面談で1~2時間近く話していたと思います。
アニメ業界は全然わからない保護者2人に対し、不安が無くなるように親身に相談にのって頂きました。担当の先生は、娘の挙動不審で的を得てない質問にも丁寧に答えてくれていました。
学校の様子や生徒の様子も確認しましたが、口コミにあるような様子は感じられません。
また、先生方がどんな雰囲気かも心配だったので聞いたところ、〇〇先生はこんな方ですよ見た目はこんな感じで・・写真はあったかな💦と資料を探しまわってくれました。
不安がいっぱいで見学に行ったのですが、そんな心配は一切不要だったようです。
実際見に行ったことで代々木アニメーション学院に対する不安や心配は全く無くなりました。
まとめ
実際に見学と面談へ行った結果、代々木アニメーション学院はとても良い学校でした。
正直ビクビクしながら見学と面談に行きましたが、本当に行って良かったです。悪口コミや評判もあったりしますが、どれも気にしなくいいと思います。全く不安になる要素はありませんでした。なぜこんなに悪い口コミや評判があるのか未だに不思議でなりません。
迷っている方は、まずは見学へ行ってみることをおすすめします。
代々木アニメーション学院のオープンキャンパスでは、授業を体験することができます。実際の授業を体験することで、夢だったアニメーション業界がグッと近く感じられますし、代々木アニメーション学院への不安もきっと無くなると思います。
自分の目で代々木アニメーション学院をしっかり見て感じて来てくださいね。
資料請求はこちらからできます。
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