体験してわかったアニメーションの専門学校の選び方

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ライフスタイル

 

こんにちはナバーです。

我が家の長女は、アニメーションの専門学校生。

将来はアニメーター希望のためアニメーション科に通っています。

ひとえにアニメーションの専門学校といっても数多くあり、選ぶのには結構苦労しました。

 

そこで今回は、アニメーション学校を選ぶ際にどのような基準で学校を選んだのかをお伝えします。

何を決め手にアニメーションの専門学校を選んだのか。

実際体験したり、通ってみてホントの所どうなのか。

悪い口コミばかりだけどレビューとの違いはどうなのか。

アニメの専門学校に対してネガティブな記事が多くて不安!という方や実際の様子が知りたいという方に。

体験談や実際に通っている娘の様子などもお伝えしつつ、おすすめの専門学校もご紹介します。

みなさんの不安が少しでも和らいでくれたら幸いです。

アニメーションの専門学校とは

そもそもアニメーションの専門学校とは、

アニメ業界へ就職するために、アニメ制作の専門スキルを身につけるための学校です。

アニメーターになりたい方が必ず行かなければならないというわけではありません。

アニメーターになるためには学歴は関係ないので「画力と技術」があれば専門学校へ通う必要は正直無いです。

ですが、画力と技術だけで社会性はゼロとなると仕事をする上で支障が出てしまいます。

そこで、アニメ業界のノウハウやスキル、

画力や技術がある人にも社会性を身につけて使える人材へ成長させるために

アニメーションの専門学校があるんですね。

ちなみに今回はアニメーターになりたい方向けの記事となっていますが、

アニメ業界への就職を考えている場合、職種はアニメーターだけではありません。

アニメーターの他にも

・声優 ・CGアニメーター

・キャラクターデザイン

・彩色

・制作進行

・音響などがあります。

アニメーションの専門学校を選ぶポイント3つ

アニメーションの専門学校を検索すると結構たくさんの学校が出てくると思います。

たくさん出てきて困ったら、この3点で絞っていくとスムーズです。

1 自分に合ったコースやカリキュラムがあるかどうか

アニメーターにもCGを使ったアニメを描くCGアニメーターと

通常の紙とペン(アナログ)や液タブを使用して描くアニメーターの2種類があります。

CGを使ったハイブリットアニメを作りたい場合は

CGを使うアニメーター専攻コースがある学校を選ぶ必要がありますし、

メインは紙とペンで描きつつ、時々液タブも使用するアニメーションコースがある学校や、

液タブメインで時々紙とペンで描くアニメーションコースがある学校など、

学校によって特色が違います。

自分はどんなアニメーションが描きたいのか考えて選ぶようにして下さい。

ただ、これからの事を考えた場合、完全にアナログだけで描いていると不利になる可能性があります。

まだまだアナログでの需要はありますが、デジタルに移行していく時代に合わせてデジタル機器で描く事を身につけておくことは必須だと思います。

既にアナログで描ける方は基本ができているのでデジタルメインの学校へ通うのもいいかと思います。

アナログ重視の学校に通う場合は、自分個人でデジタル機器を使いこなせるようにしていけばOK。

2 学費

アニメーション専門学校の学費は年間平均 150万~200万円前後です。

大体、私立大学の学費と同じくらいか少し安い位ですね。

ただこれに交通費がかかるので、先ほどお話したように

無認可の専門学校だと通学定期が購入出来ないので 通勤定期となり結構割高になります。

おもなアニメーション専門学校は約2年間のカリキュラムなので最終的にはトータルで400万円くらいかかる計算です。

結構学費がかかる割には、通常の専門学校や大学と比べて授業数がやや少ない印象もあります。

3 通学できる距離かどうか

アニメーションの専門学校は都会にあることが多いので、

学校を選ぶ際は家から通えるのかどうかが一番の決め手になるかと思います。

もし、通えない範囲にある場合は、独り暮らしをしなければなりません。

また、学校によっては通学定期が購入できない無認可の学校もあるので、

交通費が結構かかる場合があります。

学生寮を完備している学校もあるので交通費が多くかかる場合は寮に入るのもありだと思います。

オープンキャンパスで確認するポイント3つ

上記のポイント3点を踏まえたうえで、ここは自分に合いそうだなと感じたらオープンキャンパスに行ってみることをおすすめします。

資料請求して電話がかかってきたら嫌だなと思われる方もいると思いますが心配しなくても大丈夫です。

ちなみに100%電話はかかってきますが、嫌なら出なくても問題ありません。

出たとしてもしつこく勧誘されるという事は1度もありませんでした。

嫌ならまた今度と言って断ってもOKです。

何も気構えせずに気楽に資料請求やオープンキャンパスへ参加してみましょう。

オープンキャンパスへ参加して確認してほしいことは3つ。

1 学校の様子を確認する

見学へ行くにはオープンキャンパスへの参加になると思います。

現在はコロナウイルス感染症の影響により、定員を設けている学校が多いです。

事前に予約して混雑を避けるようになっています。

そのため、割と少人数で学校見学が可能です。

見学へ行ったら、学校の様子を確認します。

立地であったり、建物の外観、施設設備などここへ通うことが出来るかどうか。

ここに通いたいかどうかシミュレーションしながらチェックして下さい。

2 先生が自分に合うか確認する

多くのアニメーション専門学校のオープンキャンパスでは体験授業を行っている所がほとんどです。

体験授業は、その学校のアピールポイントでもあります。

なので割と良い先生、話の上手い先生が授業するはずです。

その表面だけを受け取ってしまうと、実際入学した時にイメージと違うとなりがちなので

授業の全体像や他の講師の先生の数、講師の方の経歴など確認しておくといいかと思います。

できれば現役でアニメーション業界に携わっている方に講師として来ていただいている学校の方かおすすめです。

3 オープンキャンパスでお手伝いしている在校生の様子を確認する

オープンキャンパスには在校生がお手伝いに来ています。

OBの方が参加しているケースもありますが、在校生の方が多いと思います。

そこで確認するのは、仲良し度です。

通っている在校生の様子が、自分に合うかどうかもチェックしましょう。

ギスギスしていないかどうか、仲良すぎで逆にダラけていないかどうか、パリピすぎてついていけなそう、先生と生徒の距離感などなど。

先生の在校生に対する態度も気にして見ておくと良いと思います。

先生もオープンキャンパスでの見学者には表向き使用に装っているので、在校生への態度や様子で普段の雰囲気がわかるかと思います。

志望校を決めたポイント3つ

うちの娘が数あるアニメーションの専門学校の中から1校に絞った決め手は3つ。

① 学校見学の担当者の対応

我が家の長女は、大学受験失敗組です。

大学受験に失敗し、この先どうしようか悩んでいた時、

娘が「実はアニメーターになりたかった。アニメーションの専門学校へ行きたい」と言いました。

でも時は3月下旬。

慌ててアニメーション専門学校を検索するも、悪い口コミばかり。

カリキュラムやコースを確認しつつ立地も条件に入れて、良いかなと思える学校を

何校かに絞りました。

それから学校へ連絡したところ、連絡した学校全てまだ定員に空きがあるとのこと。

ただし、3月末なので書類選考などは全部すっ飛ばして面談込みの学校見学です。

通常であれば、資料請求→オープンキャンパスに参加→入学申し込み→書類選考→面談→入学です。

しかし急いでいる我が家の場合は、オープンキャンパスが面談+書類選考となりました。

4~5時間の滞在時間で説明もマンツーマン状態。

専門学校側としては、今期じゃなくても良くない⁉ってなりますよね。

私だったらなります。

でも、見学に行った専門学校の方々みなさんがとても丁寧で優しかったです。

初めに見学に行ったアニメーションの専門学校は、口コミ評価が高い学校でした。

面談では、先生方が事細かく学校のシステムや学費など様々な説明をしてくださり、

体験授業も、学校説明もとてもよかったです。

良い所ばかりをアピールするのでは無く、アニメ業界の厳しい所もきちんと説明してくださったので、とても信頼できました。

この学校にしようかなと思っていたのですが、面談してくださった方が「他も見た方が良いですよ。大学受験ももう一度考えた方がいいし、他の専門学校のキラキラキャンパスとかも見て…それでもウチに来たいってなったらホント嬉しいんだけど。でも色々みて決めた方がいい。」

とおっしゃってくれたので、別の学校も見に行く事になりました。

翌日別の学校へ行ったのですが、その学校もとても良かったです。

2校目の口コミは尋常じゃない位悪かったのでヒヤヒヤしましたが、結果全然悪くなかったです。

設備も最新設備で教えている講師の方々も豪華。

面談して下さった進路担当の先生は、印象が良く優しくて丁寧に接してくれました。

業界のお給料事情や勤務形態、労働環境などもしっかり教えてくださり、生徒はどんな子たちが多いのか、先生はどんな方たちなのか娘が心配している様子をくみ取って安心できるようお話してくれました。

2校の学校の担当の方どちらも本当に優しくて丁寧だったため、我が家はこの2校に絞りました。

② 立地や交通の利便性

毎日通う学校ですから、乗り換えがあって時間がかかってとなると大変ですよね。

自分がどの程度の通学時間なら頑張れるのかを良く考えた上で決めるのがベストです。

我が家の場合、気に入った1校は通学に2時間半、乗り換え2回、駅からちょっと離れているので徒歩あり。

もう1校は通学に2時間、乗り換え1回、駅ちかで徒歩1分。

このような状況で、通いやすい2校目が良いかなとなりました。

③ 教材や機器が自分の求めているものかどうか

その学校で使用している機材や教材が自分の求めているものかどうかというのはかなり重要なポイントでもあります。

オープンキャンパスに行けば必ず確認できるのですが、パンフレットやホームページで使用している機器の紹介などしている場合があるのでチェックすることをおすすめします。

例えば、自分がアナログで絵を描きたい場合、学校は液タブ中心の授業で課題も全てデジタル…となると自分の好みと違ってしまいますね。

デジタルで描いてゆくゆくは在宅でバリバリ仕事したいのに紙と鉛筆のアナログな授業ばかり…このような場合もイメージと違うとなってしまいます。

使用している機材やシステムなどが、ローカルなのかハイテクなのか。

その辺も自分の好みと合うかどうかをしっかり判断基準に入れておくといいかと思います。

娘の場合は、液タブ中心の授業&歴代の先輩方のポートフォリオがいつでもスマホで見られるという学校に気持ちが傾いたようでした。

まとめ

アニメーションの専門学校は数多いため、選ぶのは大変です。

コツとしては、自分が妥協できないポイントがどこなのか、自分にはちょっとなぁ…と思う点はどこなのかを考えることによって選ぶ学校が定まってくるかと思います。

あとは学費や交通の利便性などを踏まえた上で、オープンキャンパスへ参加ときの自分の直感や印象で決めていくといった感じです。

ちなみに我が家は2校目に見学したデジタル中心の学校を選びました。

交通の便と教材・機材の点で1校目と比べた結果です。

今も娘は毎日楽しそうに通っています。

2時間の通学時間は絵を描いたり、アニメを観て研究したりしているようです。

アニメを観ることが勉強なので楽しい!しかないようです。

課題も大変だー!と言いながらも夢中でやっています。

学校の悪い口コミはいったい何だったんだろうと思うほどトラブルはありません。

なので悪いレビューや悪い口コミを気にせずに、気になる学校にはぜひ出向いてみる事が大事かなと思います。

迷っている皆さんが一歩踏み出せれば幸いです。

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